2016年7月27日(水)
2016-07-27
四季折々での梅雨の散策は草木の息づかいがねっとりと伝わってくる。養成講座の通信コースは昨年11月に開講し、この時期には後期中盤にさしかかっている。
「傾聴」を学び合っている本講座は基本的態度(自己一致、受容、共感的理解)が最優先される。感情への応答、要約、質問の技法が上手くできなかったとの振り返りを多く聞くが、技法はあくまでも基本的態度を伝える手段であろう。「傾聴」ではクライエントの人間を尊重し、自己成長を信じ「寄り添う」ことが不可欠である。
「寄り添う」という時、私が座右としている詩に「金子みすゞ」さんの「さびしいとき」の作品がある。
「私がさびしいときに、 よその人は知らないの。
私がさびしいときに、 お友だちは笑うの。
私がさびしいときに、 お母さんはやさしいの。
私がさびしいときに、 仏さまはさびしいの。」
仏さまの心境に一歩でも近づいた「寄り添い」ができるよう、ご一緒に研鑽しあっていきたいと思っています。
通信 Y